私が好きなマンガの1つに「彼女、お借りします」があります。
この作品は、ラブコメに該当するジャンルの漫画であり、ラブコメというのは定番のストーリーと言えますけど、ちょっと変わった設定があるマンガです。
というのも、主人公が恋をする相手はレンタル彼女の女性ということです。そこが他のラブコメ作品にはない部分であり、特徴的な要素なのです。
レンタル彼女の女性「水原 千鶴」に恋をする主人公
主人公は大学生で一人暮らしをしており、彼女は過去にいたのですが、振られてしまい、その傷を癒す目的で軽い気持ちでレンタル彼女を利用することになります。
そこでたまたま指名した相手「水原 千鶴」が超がつくほどの美人で、主人公は結果的にそのレンタル彼女を相手に恋をしてしまうのです。
レンタル彼女というサービスは現実にもありますが、ほとんどの男性は利用したことがないでしょうから、聞いたことがあってもどんなものなのか?というのは分からないでしょう。
「彼女、お借りします」では、そこで働いている女性がどんな目的で、どんな気持ちで働いているのか?なども知ることができ、そういう意味でも面白さが感じられます。
恋をした相手が意外と身近なところにいたという偶然
主人公はたまたまレンタル彼女として指名した「水原 千鶴」に恋をしてしまうわけですが、その女性との関係はそれっきりというわけではなく、それ以降も続いています。
というのも、その「水原 千鶴」は主人公と同じ大学に通っており、しかも住んでいる場所が同じアパートの隣の部屋だったのです。
したがって、レンタル彼女としての関係というよりは、知り合いとして付き合っていくことになります。
こういう偶然はいかにもラブコメという感じですけど、相手がレンタル彼女として利用している人間だけに、女性からすれば接し方が難しい面があるでしょう。
女性からすれば、相手はお客さんの面もあるので、そういった部分によって、ただの知り合いとはちょっと接し方が違う面もあると言えると思います。
主人公を好きになる別の女の子「更科 るか」も現れる
主人公はレンタル彼女の「水原 千鶴」に夢中になっているわけですが、そんな主人公を好きになる別の高校生の女の子「更科 るか」も現れるのです。
ちなみにこの高校生の女の子「更科 るか」もレンタル彼女として働いています。
そして、その高校生の女の子「更科 るか」に主人公は振り回される感じで、一方的に彼氏にされてしまうような状況にもなります。
その子への好きな気持ちが0ではないが、やっぱり気持ちは当初のレンタル彼女の「水原 千鶴」の方に向いており、一途にはなれないという面が露呈します。
そして、高校生の女の子「更科 るか」は当初のレンタル彼女の「水原 千鶴」をライバル視していき、ここの争いというのも見どころの1つになっていくのです。
元カノ「七海麻美」もヒール役のような感じでかかわってくる
主人公はレンタル彼女を利用する前に彼女に振られてしまうのですが、その元カノ「七海麻美」はそれ以降もたまに登場し、どちらかというとヒール役のような存在になっています。
主人公にたまに会う機会があり、主人公が今どんな女性とかかわっているのか?が気になっているような雰囲気に見えるのです。
そして、主人公の周りにいる女性らに対してちょっかいを出したり、干渉したりというやや性格の悪い一面もあります。
ただ、そういった一面を持っていることを主人公は知らず、今も元彼女に対して多少なりとも未練を抱えているような状況になっています。
このような感じで、いろいろな女性に囲まれながら生活をしている主人公は、最終的に誰と結ばれるのか?レンタル彼女で働いている彼女らはどうなるのか?そういった結末が非常に気になるマンガだと思います。
まとめ
レンタル彼女を題材にしたラブコメということで、一般的なラブコメのマンガとは雰囲気が違い、新鮮な気持ちで見ることができます。
レンタル彼女という仕事は特別な存在に見えるかもしれないですけど、そこで働いている人たちは一般的な女性であるということもなんとなく伝わってきます。
現実でもレンタル彼女を利用して恋に落ちるみたいなことはあるのかな?と、想像してしまうようなそんなマンガだと思います。