日本テレビで8月24・25日に放送される24時間テレビの中では、嵐とsixtonesがジャニーズ名曲メドレーを披露することが発表されています。
ジャニーズ名曲メドレーは様々な歌番組のイベントの中でいろいろなジャニーズのグループが披露しているため、あまり目新しさがないと思う人も多いものですが、今回の24時間テレビの中では、そのテーマである「人と人〜ともに新たな時代へ〜」と言うコンセプトのもとで、今年亡くなったジャニー喜多川さんの功績を讃えながら、その教え子である嵐とsixtonesがどのようなメドレーを披露するのか、興味深いところです。
ジャニー喜多川さんの功績は今更説明するまでもありません。
ジャニーズ事務所の初代のタレントでもあるジャニーズをあまり知らないと言う人は多いのですが、ある程度の年代であればあおい輝彦さんを知らない人はいないでしょう。
彼こそがジャニー喜多川さんの初めての教え子であるジャニーズのメンバーであったのです。
その後のジャニーズ事務所の活躍はホーリーブスを始めとして様々なトップアイドルを世に送り出し、男性アイドルの生産工場としての名を欲しいままにしてきました。
現在でも俳優やその他の世界で活躍をしている人も多く、その魅力は時代を超えて多くの人を惹きつけるものとなっています。
中でも今回24時間テレビのパーソナリティーを5回目で行う嵐は国民的アイドルとなっており、メンバーそれぞれが1人ずつでも絶大な人気を誇っている中で5人が集結した嵐の活躍の力は群を抜くものがあると評価されているのです。
sixtonesは2020年にデビューを控えたジャニーズ事務所の新人グループですが、同時にジャニー喜多川さんが育てた最後のアイドルグループとなっており、6人の個性が非常に際立ったグループでもあります。
その個性を十分に生かせるようにsixtonesの名前の由来には「ドレミファソラシ」の中から基本となる「ド」を抜いた6つの音を表現するsix、そして音を示すtoneからなっており、まさに6人がそれぞれ音楽の世界で個性を発揮するようにと言う願いを込めてつけられた名前となっているのがポイントです。
現在のジャニーズのトップを走る先輩と、これからデビューする新人グループとのコラボは非常に見ごたえのあるものとなっており、これまで時代を築いてきた嵐とこれから時代を作らんとするsixtonesのそれぞれの個性がぶつかり合う非常に興味深いものとなることが期待されています。
これまでのジャニーズメドレーでは様々な名曲がいろいろなアーティストによって披露されてきましたが、そのほとんどが人気のあるアイドルの代表曲を並べたものとなっているのが一般的でした。
基本的にほとんどの楽曲が高いセールスを誇っているため、逆に人気のない曲を選ぶのも非常に難しいのが現実ですが、今回の名曲メドレーでは人気のあるなしにかかわらずジャニー喜多川さんの功績を称える節目となっている曲が中心に選ばれるものと予測されます。
そのため、これまで様々な形で行われてきたものとは異なる選曲となる可能性もあり、また24時間テレビのコンセプトの中でその要素を満たすものが選曲されると考えられる面もあるため、非常に興味深いものとなっています。
さらに今回のメドレーでの見所は、sixtonesのメンバーのパフォーマンスにあります。
2015年にグループが結成されてからまだCDデビューをしていない彼らであるため、そのパフォーマンスはジャニーズファンにとっては既に周知の事実ですが、24時間テレビの視聴者のような一般の人に対しては、まだ未知数の部分があると考えられます。
そのパフォーマンスがどのようなものであるかを期待する声も多く、既にベテランの域に達している嵐とのコラボレーションも見ごたえがあると思われます。
現在のジャニーズ事務所の体制はジャニー喜多川さん亡き後、その後を継いだ滝沢秀明氏の演出力が非常に話題となっています。
もともとアイドルでもあった滝沢氏は実際のステージでのパフォーマンスの良し悪しを自分自身が体を張って体験しており、場合によっては演ずる者の極限を引き出すような演出を行うものと期待されているのです。
そのため、向かいの24時間テレビでの演出がどのようなレベルのものになるかは分かりませんが、もし仮に彼が演出をするのであれば一切の妥協をしない非常に強いものが生まれると予測されます。
今回の24時間テレビではその他にも様々な人と人とのつながりを感じられる演出が予定されているものと推測しますが、その中でも最も大きなインパクトを与えるのが今回のジャニーズ名曲メドレーであると考えられます。
日本のアイドルの基礎を築いたと言っても過言では無いジャニー喜多川さんが亡くなった年でもあり、意志を引き継ぐ現在のジャニーズタレントが今後の活躍を占う重要なパフォーマンスとなる可能性も高いのです。