当ページのリンクには広告が含まれています。

ドラマ・マンガ・アニメ・映画

2夜連続ドラマスペシャル『逃亡者』は今の世の中をそのまま映しているドラマ

このドラマは2020年12月5日と6日にテレビ朝日開局60周年記念ドラマとして地デジで放送された渡辺謙さん主役のドラマです。

まずドラマの内容は渡辺謙さんが外科医のスペシャリストとして描かれています。ある日渡辺謙さんが患者の手術を終え夜遅く自宅に帰宅すると1Fで家政婦の女性がお腹を刺されて刺殺されているところを発見します。

これはやばいことが起きていると悟った渡辺謙さんは2Fに妻の様子を見に行きます。すると丁度そのタイミングで妻は犯人に致命傷を負わされており警察に連絡している最中でした。妻に「大丈夫か?」と問い詰めると妻は力なく言葉を遺しこの世を去りました。

すると渡辺謙さんは部屋の前に誰かがいることにきずき部屋を出るとそこには妻を殺した犯人が逃亡しようとしているところでした。渡辺謙さんは犯人に飛びかかり犯人と揉めあいになりました。揉めあっている最中に犯人の腕が義手だということにきずきました。それから犯人に強く頭を階段に打ち付けられ気絶してしまいました。

しばらくして目を覚ますとそこに警察の人が立っていました。警察の人に事の詳細を伝えました。でも渡辺謙さんの言い分は警察の人には信じて貰えず妻殺しの容疑を掛けられることになってしまいました。

なぜ妻殺しの容疑が掛けられたのかというと渡辺謙さんも妻を亡くしたことへのショックで事件の記憶が曖昧になり供述も曖昧になってしまったこと、また妻には多額の保険金が掛けられていたこと、そして何より犯人が罪を被せようと凶器に渡辺謙さんの指紋をつけたり偽装工作をしたことが物的証拠となり、妻殺しの容疑が掛けられることになってしまったのです。

そしてそれから一年近く裁判が執り行われ判決は2人以上殺害しているので死刑判決となりました。渡辺謙さんは妻を失ったことへの悲しみ、犯人が誰かもわからないやり場のない怒り、本当に絶望としかいえない境遇となってしまいました。でも死刑判決を受けているので自分にはどうすることもできません。

それから暫くして刑務所か拘置所かどちらかわかりませんが移送されることとなりました。移送中の護送車でたまたま爆弾テロの容疑者と一緒になりました。この爆弾テロ犯との出会いが渡辺謙さんの運命を変えることになったのです。

移送中その爆弾テロ犯の仲間が護送車を襲ったことにより逃亡のチャンスが生まれたのです。渡辺謙さんはすかさず逃亡し警察に追われることとなりました。妻を殺した本当の犯人を捜す為です。

渡辺謙さんと警察の戦いが見ていてとてもスリルがあり冷や冷やさせられました。まったくもって読めない展開にとても息を飲む間もありません。渡辺謙さんと警察との頭脳戦がメインの構成となっているので、そこがこのドラマの見どころでありタイトルも逃亡者となっているのだと思います。

それから色々な手がかりを警察の捜査を掻い潜りながら探し出し、犯人を見つけることに成功しました。犯人は渡辺謙さんの親友の同僚でした。

事件の真相は以前渡辺謙さんが某薬品会社の商品を患者に使い、その商品に副作用があることを公に公開したことが逆恨みに発展し今回の事件の主原因です。その同僚はそこの薬品会社との利権があったのです。

それだけの理由で親友の妻、全く面識も恨みもない家政婦。二人の命を奪ったのです。このドラマを見て一番に考えさせられたのは今の世の中をそのまま映しているドラマだなーと改めて築かされたドラマでした。

毎日この世界この日本でも沢山の命が他者の手によって殺められています。何故人は人を殺すのか?理由は人それぞれあると思いますが、そんだけ何かに不満があるから殺すのか私にはわかりません。本当に安全なんてどこにもないと思います。

一人一人考え方が違うように殺人を容認している人が少なからずいることも確かな真実だと思います。この世の中から殺人を減らすには超監視社会の樹立しかありません。そこまでしないと叶わない、それくらい人間という生き物は弱い生き物でもあり欲深い生き物だと思います。

私も何が正解なのかはわかりませんがもっと社会全体が命を尊重できるそんな社会になってほしいと思います。今世の中が物凄いスピードで加速していきテクノロジーもどんどん不可能が可能になってきてますのでテクノロジーの力で誰もが安全安心していける世の中になってくれることを今日この頃思っています。

本当にこのドラマはいい作品なのでぜひ見てみてくださいね。

 

-ドラマ・マンガ・アニメ・映画