その地方のおいしいラーメンがたべたい。ラーメン好きなら旅先でこう思うはずです。
筆者は静岡県に住んでいるのですが、こういう人に静岡のおいしいラーメンを教えてほしいと言われたら、真っ先に教えるのが麺や厨さんです。県総合運動場駅から292メートルのところにあり、アクセスしやすいです。
このお店は鶏白湯ラーメンをメインにしています。人気店の宿命でもあるのですが、ランチタイムや夕飯の時間になるとかなり混みます。ひどい時になると店の前のベンチにすら座れずに立ってま待つこともあります。麺や厨さんはメニューがたくさんあるのですが、そのなかでも選りすぐりのものを紹介したいと思います。
まず麺や厨さんの看板商品であるうっとりそばです。これを食べずして麺や厨さんは語れません。鶏白湯スープのなかではかなり濃い方だと思います。͡この濃いめのスープに自家製麺が絡みついて何とも言えないハーモニーを奏でています。
このうっとりそばにはもう一つ種類があってチャーシューの代わりにとろなんこつという軟骨を甘辛くしたものをトッピングしたものがあります。このとろなんこつが本当においしいです。スープの濃さに負けないようにしっかりと味付けされて、さらにとろなんこつという名前だけあってなんこつとは思えないようなやわらかさです。とろなんこつうっとりそばはリピーターも多いようです。
次にべっとりそばです。べっとりそばは鶏白湯をつけ汁に使っためずらしいつけ麺です。つけ麺のつけ汁なので濃いうっとりそばよりさらに濃くなっています。この濃さにやみつきになってしまいます。また非常に濃いので満足感も感じることができます。ガツンと食べたい人におすすめです。つけ麺好きは一度でいいので食べてみてほしい一品です。
そしてしっとりそばです。しっとりそばはほかのラーメンと異なり、あっさり系です。鶏ガラと和風だしで味付けされていて日本人ならこれを嫌いな人はいないのではないかと思います。それほどこのラーメンは国民的な味です。古き良きラーメンに新しいラーメンの良さを融合させた感じです。この澄んだスープからうまみをひしひしと感じることができます。
さらにはねっとりそばというものもあります。ねっとりそばはうっとりそばををさらに濃くした感じです。かといって嫌になるような濃さではなく濃い味が好きな人にはちょうど良い濃さで箸が止まることなく食べ続けてしまいます。うっとりそばと食べ比べてみるのもいいかもしれません。
さいごに台湾まぜそばです。少し前にラーメン界で大流行して、今では定番にまで上がった台湾まぜそば。麺や厨さんでも食べることができます。ただはやりに乗っただけではなくクオリティーが高いです。しっかりと具材と麺が絡み合っています。本格的というよりは日本人がおいしいと感じられるように作られています。
また麺や厨さんでは期間限定メニューにも力をいれています。最近だと究極の牡蠣そばというメニューがありました。これもこだわって作られています。牡蠣のうまみをしっかり殺すことなく生かして、絶妙なバランスに仕上がっています。
サイドメニューも唐揚げやもローストビーフ丼など豊富でそこの心配もありません。唐揚げは一個100円と少し高いのですが、一つがとても大きく満足できるものです。さらに富士山盛りという10個のセットは見るに圧巻です。
麺や厨さんは様々なところにこだわりが見られます。店内の様子もオシャレでこだわって作ったんだろうなと感じました。
また静岡県立大学近くで学生大盛無料で学生にも優しいです。静岡でラーメンを食べるなら一度行ってみてほしい名店です。