私が観たドラマの中で面白かったなと感じたのはGTOです。
反町隆史さんが主演のGTOで、本放送当時は小学生で、ドラマとか全く観ておらず、GTOの存在も知らなかったのですが、その後再放送を観たときにすごい面白かったと思いました。
それが高校生の頃で、夏休みくらいに再放送をしていたと思いますけど、当時は毎日それを観るのが楽しみでした。
現実にはほぼありえないような破天荒な教師
GTOの最大の魅力は、やはり主人公の鬼塚英吉でしょう。
この主人公がいないとドラマのストーリーは成り立たないと言えるほど重要な人物になります。
この鬼塚は現実で言えば、恐らく教師としては受け入れられないような人間でしょうし、世間からのバッシングもかなり予想されるような性格なのです。
ただ、そういう非現実的な教師が描かれているというのが、GTOの面白さになります。
実際、鬼塚は教育に興味があったわけではなく、女子高生と付き合えるチャンスだと思って、教師になろうとしたくらいなので、下心が丸見えだったのです。
そういう現実ではありえないくらいに設定が飛びぬけている教師が主人公というのが、GTOを面白くしたのだと思います。
次第に生徒らに慕われていく
そういった感じで、下心ありの状態で教師になった鬼塚は次々と破天荒なことをやってのけ、舞台となる高校の他の教師からは煙たがれていきます。
しかし、担当するクラスになった生徒らが抱えている問題を直感やひらめきなどを頼りに次々と解決していき、生徒らからは慕われていくのです。
ただ、他の教師からはさっさと辞めさせるべきという声が根強くなり、物語の中盤以降は鬼塚とその他の教師の対立が色濃くなっていくのです。
そんな中でGTOのヒロインという位置づけなのが冬月あずさであり、彼は教師らの中で孤立する鬼塚の味方になっていきます。
この鬼塚と冬月の関係というのも1つの面白さであり、当初は冬月も鬼塚のことを毛嫌いしていたのです。
しかし、どれだけ破天荒なやり方だったとしても、生徒のことを第一に考える姿勢に惹かれていき、その2人の関係というのもストーリーの魅力だったと思います。
鬼塚の理解者が徐々に増え始める
鬼塚を辞めさせたい教師陣らに対して、冬月は鬼塚の味方となり対抗していきます。
その頃、GTOの舞台となる高校が別の高校に吸収合併されるという話が浮上してくるのです。
そういう事態になると、鬼塚を嫌っていた教師陣らが鬼塚の味方をするようになり、吸収合併をしようとする他の高校の関係者と全面対決をするようになります。
ここがGTOの最大の魅力であり、最も面白い部分だと思います。
こういう事態も現実ではあまり考えづらいですが、ドラマだと本当に面白く描かれているのです。
対立していた教師らが心を1つにして、自分たちが働いている学校を守ろうとするというのが、クライマックスのシーンになりますけど、鬼塚という人物がいかにカリスマ的な人物か?がよく分かります。
生徒だけではなく、教師も惹きつける存在なわけですから、鬼塚という人間が特別な存在であるということを再認識させられます。
破天荒な人間というのは周囲の理解を得づらいですが、カリスマ的な力を持っており、行動力に長けた人間であることも多いのではないか?と、このドラマを見て思いました。
まとめ
GTOは私が今まで観た学園ドラマの中で特に面白かったです。
再放送が初見だったのですが、その後も再放送されるたびに観ていました。
学園ドラマという括りではなく、私が観てきた全てのドラマの中でも1番と言える可能性があるくらいの印象ですから、この先この作品を超える存在があるのか?と思えるほどです。
本当に夢中になって観ていた作品として思い出深いのです。