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東京ラブストーリー(1991)はトレンディドラマの代表作

トレンディドラマの代表作って何と聞かれたら、真っ先に東京ラブストーリーを紹介したいほど大好きで面白いドラマなのです。二人の男女の恋の物語、せつない三角関係を描いている恋愛ドラマになっています。

主人公は上京してきたばかりの永尾完治と、永尾完治と同じ職場で働く同僚の赤名リカです。とにかくリカは人懐っこい性格で、完治に対しても壁を感じさせない接し方ですぐに仲良くなります。そしてカンチと勝手にあだ名をつけて呼ぶようになるのです。

次第にカンチに想いをよせるリカなのですが、カンチには学生の頃から気になっている女性がいました。その女性は関口さとみ、彼女も東京に上京してきていて久しぶりの再会を果たすのです。カンチとさとみにはもうひとり学生の頃から付き合いがある男性がいるのです。

その男性は三上健一です。さとみは三上のことが好きでしたが、三上は遊び人なのでさとみの気持ちをもてあそぶような真似ばかりするのです。悲しんでいるさとみの姿をみては、カンチは優しくさとみのそばにいてあげるのです。

そんな二人でしたが遂に三上とさとみは正式に付き合うことになりました。これをきっかけにカンチはさとみへの想いを絶ち切る決意をするのです。そしてカンチとリカが付き合うことになるのですが、三上はまたさとみ以外の人に目を向けてしまっていたのです。

再び裏切られてしまったさとみは、カンチに連絡をしてしまうのでした。さとみからの連絡を受けたカンチでしたが、その時ちょうどリカとの待ち合わせ時間がせまっているときでした。悩んだ挙げ句さとみの方を選んでしまったカンチ、そしてその事をリカに隠してごまかしてしまいます。

リカはすべての出来事を知っていたので、カンチに嘘で隠されてしまったことにショックを受けるのです。さとみの事を放おっておけないカンチに対してリカは不安や孤独を抱いていました。しかしリカは自分の気持を隠してしまう所があるので、ずっと苦しい気持ちを抱いている様子は見ていて辛かったです。

次第に二人に距離感ができてしまうのですが、ちょうどその時リカが以前希望していた海外勤務が決まるのです。リカはカンチに相談せずに海外勤務を承諾してしまいました。

しばらくしてカンチはリカの海外勤務のことを知るのですが、自分の今の気持ちでリカを引き止めていいのかと葛藤するのです。今の自分はさとみへの思いもあり、こんな状態でリカを引き止めて責任をとる自信がなかったのです。

リカはカンチに行くなと言ってほしかったのに、二人はどんどんすれ違っていくのです。カンチは決心してリカに別れを告げましたが、その気持を受け入れることのできないリカがいました。そしてリカは海外勤務を断り誰にも言わずに行方をくらませてしまったのです。

カンチはリカが自分の故郷の学校にいると感じ、そこで二人は再会するのです。学校の柱に書いてあったカンチの名前の横にリカの名前は掘られていました。そして二人は別れることになるのです。

それから何年後かに二人は道端で出会うのです。少し大人になったリカと、さとみと結婚したカンチの姿がありました。最後に二人背中合わせになってサヨナラをするのですが、あのときのようにリカのカンチと呼ぶ声で一気に感動は襲ってきました。

両思いで終わるのではなく二人別々の道に進むということが、とてもせつなくて胸が苦しかったです。そして挿入歌がとても素晴らしいのです。

東京ラブストーリーにはいくつもの名台詞があるのでそちらも見どころです。

こんなに人のことを愛することができるリカなのに、好きな人と両思いになれずどこか孤独でひとりぼっちな雰囲気が放おっておけない気持ちになりました。

 

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