今回ご紹介する名物料理は「チキンチャップ」で、提供してくれるお店は「フライヤ」です。
チキンチャップというと全国的な料理ですが、実は和歌山県のチキンチャップは一味違うんです。
ということでご紹介していきますね。
トマトケチャップ好きの県民性と梅出荷量日本一が奇跡のコラボを実現
まず前提として、和歌山県民はトマトケチャップが大好きです。
どれぐらい好きかというと、トマトケチャップの個人消費量が日本一というぐらい。
ただ漫然とトマトケチャップを使うのではなく、いかに料理に組み込めば美味しい料理となるのか?を模索するのが人間というもの。
和歌山県民もそのように考え、色んな料理にケチャップを使ってきました。
トンカツやエビフライにもケチャップをかけて食べたりしますからね、和歌山県民は。
そしてこれは名物料理だ!とまで進化したのがチキンチャップというわけです。
ただこれには理由があります。
和歌山県と言えば農産物が豊富な地域です。
中でも有名なのが紀州南高梅。
和歌山の各家庭では梅をオヤツ代わりに食べるという習慣があるほど、梅は各家庭に満ち溢れています。
そしてこの梅が和歌山県に更なる特産物をもたらしました。
それは「紀州うめどり」です。
紀州名産の梅干しを作る際に出来る梅酢をエサに混ぜ、そのエサを食べて育った鶏は、肉質がとてもやわらかくて美味しいんです。
今ではブランドにまでなり、紀州うめどりと呼ばれています。
この紀州名産の紀州うめどりと和歌山県民がこよなく愛しているケチャップのドッキングした料理というのがチキンチャップというわけです。
お勧めのお店はフライヤ
和歌山県ではチキンチャップは昔から慣れ親しんだ料理ですので、大抵の洋食屋ではメニューの一つとなっています。
中でもお勧めのお店なのがフライヤです。
フライヤはタンシチューで有名なお店で、東京/AKOMEYA TOKYO 東急プラザ渋谷店や東京/AKOMEYA TOKYO 銀座本店、東京/エスカマーレ江古田でもフライヤの厚切り牛タンシチューを購入出来るので、関東住みの方なら知ってる人も多いお店だと思います。
しかしタンシチューだけではなくチキンチャップもお勧めしたい名物料理だったんです。
場所は和歌山県和歌山市広瀬中ノ丁1-13
電話番号は073-422-0115
和歌山市の観光名所でもある和歌山城から徒歩で5分程度の距離にお店があり、和歌山観光のついでに立ち寄ったり出来る立地です。
創業は昭和8年と戦前から地元の人々の胃袋を支えてきたお店で、昔からチキンチャップも愛されてきました。
ジューシーで柔らかい鶏もも肉と特製ケチャップソースの組み合わせが絶品
前述したように使用されてる鶏肉は紀州名産の紀州うめどりです。
紀州うめどりのもも肉はとても柔らかく、お箸でほぐせる程。
この柔らかいもも肉にフライヤ特製のケチャップソースがかかってるんです。
ご飯との相性がバツグンによく、筆者は毎回ライスをお代わりしてしまいます。
フライヤ特製のドビソースとケチャップを混ぜ合わせた特製ケチャップソースがすっごく美味しいんですよね。
まとめ
チキンチャップといえば、全国各地で食べられる普通の料理です。
そして残念ながら、洋食屋に行けば必ず食べたい!と感じる程の人気メニューでもありません。
ですので名物料理はチキンチャップ!と言われてもピンとこない人も多いとは思います。
しかしフライヤで提供されるチキンチャップはまったくの別物です。
ケチャップ大好きな和歌山県民の嗜好性と紀州名産の梅が育んだ紀州うめどりとの奇跡のコラボであるチキンチャップは絶品ですので、和歌山県へお立ち寄りの際は是非食してみてください。