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ペルセウス座流星群を見るには?

天体ファンでなくとも毎年夏の恒例となっている「ペルセウス座流星群」だけはしっかりとチェックするようにしている、という方も多いでしょう。

ペルセウス座流星群は、ペルセウス座y星付近を放射点として出現する流星群で、7月20日ごろから8月20日ごろにかけて出現します。

中でも8月13日前後に極大を迎え、大変話題になるものです。

ペルセウス流星群の観測や撮影などに関して、インターネット上ではたくさんの質問が飛び交いますが、それらに関しては毎年大きな違いはありません。

観測方法や撮影方法は、どのような流星群にも通用するからです。

しかし、その年によって観測に最適かどうかがちがってきます。

では流星群が見える方角は、どうなっているでしょうか。

流星群は放出点があり、ペルセウス座を中心に星が流れるイメージですが、その方向しか見えないというわけではありません。

地球では360度、どの方向でもしっかりと流星群は見ることが出来、それが最大の良いところと言われているほどです。

つまりどの方向でも見えますので、出来る限り明るい空はさけ、暗い空を見上げるようにしましょう。

今年の極大時間は、2019年8月13日の午後4時といわれています。

しかし午後4時はまだ十分太陽もあって明るいですし、地平線の下なので日本で観測するのはむつかしいでしょう。

そして、夜になっても8月13日は月が明るく出てしまいます。

そのため、きれいに撮影や観測をしようと思ったら、月に背を向けてください。

撮影するのであれば月が入らないような構図ですることが、大切です。

極大が夕方ですので見えないため、おすすめなのは12日の夜から放射点が高くなる13日の深夜です。

観察のコツとしては、観測地の環境が許せば「寝転がること」です。

真上にあおむけになってみるのが、一番良い方法でしょう。

ペルセウス座流星群は1日で終わるわけではありませんから、13日を中心として前後数日は観測できます。

他の流星群は真冬であることが多く、長時間の観察には中々厳しいものがありますが、ペルセウス座流星群は夏ですのであまり心配することはありません。

気軽に寝転がる場所を見つければ、ひたすら天体観測をすることが出来るのです。

更に観察のコツとしては、気長に流れ星が見えるのを待つことです。

極大の日であっても気まぐれに空を見上げたら丁度流れ星が流れた!という方もいれば、1時間寝ころんで観察しているのに全く星など流れない!という方もいます。

こればかりは運次第なので、ギンギンに目を見開いて見続ける、というよりは「気長にぼんやりと夜空を眺めている程度」でいる方がイライラもしません。

写真撮影でも多くは流れ星は1つしかうつっていない、ということが多いように、タイミングで何十個もみることが出来る場合もあれば、全く見れないこともあります。

必ず見れるわけではない、と思っていけば、期待が大きくてがっかりすることもないでしょう。

流星群を観測するのに適している環境としては、都会であれば公園がおすすめです。

出来るだけ目に入る光が少ないところで、町明かりが遮断されている場所、街灯が近くにない場所を探してください。

しかし当然ながらそのような場所は一般的には危険な場所でもありますので、女性だけとか子供だけでいったりするようなことはやめましょう。

男性と一緒にいくか、女性だけであっても団体での行動をおすすめします。

また、小さな子供さんを連れていく場合には、大人がしっかりと監視するようにしてください。

天体観測にいったのに事故や犯罪に巻き込まれてしまった、という結果にならないように注意してください。

では続いて、快適に流星群を観察するために用意するものを紹介していきます。

自宅のベランダなどで観察するのでなければ、必要なものはあらかじめ持っていくほかありません。

そして観察には出来るだけ暗い場所を選ぶ必要があることから、懐中電灯は持参してください。

また、真夏であるとはいっても夜は動かずじっとしていれば冷えることもありますので、ブランケットや上着などの防寒着も必要です。

さらには寝ころぶ場所があるならレジャーシートも小さくしてもっていくのが良いですし、明かりの少ない公園などでは虫よけは非常に便利でしょう。

現代はスマートフォンが1台あれば懐中電灯にもラジオにもなりますし、万が一の時に助け呼ぶことも出来る上、撮影も可能です。スマートフォンを持っているならば、是非携帯しましょう。

撮影はスマートフォンでは難しい場合もありますが、綺麗にとるコツや方法などはインターネット上で公開されていますので、興味がある方はまずそちらをチェックしてもっていってください。

ペルセウス座流星群を観測するためには、出来るだけ明るい光が視界に入らないようにすること、寝ころべる場所を選ぶこと、必要なものは持参することです。気長に夜空を眺めるつもりでいきましょう。

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