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暮らし・趣味・気になること

お花見で楽しめる桜の種類の一覧

 

 

間もなくお花見のシーズンが到来します。

 

しかし、せっかくお花見を始めたとしても桜の開花時期が間違っていたり、思っていたものと違うものになってしまうと残念な結果になってしまいます。

 

そこで、お花見に間に合わせるためにも楽しめる桜の種類の一覧を知っておきましょう。

 

ソメイヨシノ

 

 

まず、定番中の定番であるソメイヨシノです。

 

ソメイヨシノは桜の中でも色が薄く、壺のような形をしている代表的な品種です。

 

開花時期は九州や中国地方では3月下旬頃、蕾は濃い赤色で、咲き始めると色は徐々に薄くなっていきます。

 

現在日本に植えられているソメイヨシノは単一の樹を始源となっているクローンであるとされています。

 

しかし、江戸後期に開発されて以来、日本人の花見の文化を支えてきた代表的な品種と言っても過言ではなく、花見の席でも楽しめる種類のひとつと考えても良いでしょう。

 

昭和の高度経済成長期に大量に植えられたため、街路樹や公園など様々な場所で確認することが出来ます。

 

大学などの教育機関などでは大量に植えられているため、毎年花見に訪れる周辺住民の方が多いです。

 

オオシマザクラ

 

 

続いて食用としても用いられているオオシマザクラを知っておきましょう。

 

オオシマザクラは塩漬けにした葉を桜餅の材料など、様々な用途に利用されることがあり、香りがよいので、茶菓子として広く利用されています。

 

樹皮も漢方薬の材料などに利用されており、観賞用と言うよりは他の種類と比べて食用や薬用での用途が多くなっています。

 

オオシマザクラの花びらはソメイヨシノよりも大きく、5つの方向に広がる仕組みです。

 

ただし、花は葉と同じ時期に咲いてしまうので、通常よりもやや緑がかった色合いになっていることが多いです。

 

関山

 

 

関山という非常に色の濃いヤエザクラがあります。

 

これは園芸品種などに用いられており、公園や学校などの一般的な場所で目にすることは少ないです。

 

きちんと管理された庭園などで育てられており、花見の席で見ることは少ないでしょう。

 

関山は長い期間咲いていることが多いので、花見が遅れてしまったとしても間に合うことが多いです。

 

ただし、ソメイヨシノと違って花の色が濃いので、人によっては花見ではないと感じることもあるでしょう。

 

ヤエザクラの花は塩漬けにされることもあり、入浴時に一緒に入れることで香りを楽しむことも出来ます。

 

寒緋ザクラ

 

 

旧暦の正月辺りから咲き始める種類もあります。

 

寒緋ザクラがそれで、寒くても咲くことから寒いという漢字が利用されているのです。

 

釣り鐘状の花でオオシマザクラと比べて大きくありませんが、他の品種の中でも色が濃く、遠くからでも見栄えするところから非常に人気があります。

 

ただし、中国南部から台湾にかけて分布する品種なので、日本国内の花見の席で見ることは少なくなっています。

 

園芸品種などに扱われており、適切な管理が行われていないといけないので、見る機会は限られているのです。

 

寒緋ザクラは花見に利用される他、台湾では砂糖や塩を加えて煮つめることで保存食やジャムなどにしています。

 

沖縄県でも泡盛に寒緋ザクラの花びらを加えて果実酒にすることで販売するなど、国内でも食用での利用が多いです。

 

Prunus

 

 

観賞用よりも食用として利用されることが多い桜もあります。

 

Prunusがそれで、花だけでなく果実も利用されています。

 

果実は酸味が強いので生食には適しませんが、香りが強いのでスープや肉料理などに利用されることが多いです。

 

それだけでなく砂糖で煮詰めて酸味を抑えるなどの工夫が行われています。

 

Prunusのジュースやリキュールなどのお酒に利用されることもあり、花見よりも食用として利用される桜の品種もあるのです。

 

お花見で見る機会が多いのはソメイヨシノ

 

 

以上の点から、花見としての用途が多いのはソメイヨシノです。

 

ソメイヨシノは起源が諸説あり、人工的に作られたものや伊豆半島から自然に発生したものであると考えられています。

 

ソメイヨシノは他の種類との交配によって様々な品種に分類されています。

 

しかし、ソメイヨシノは日本で最も広く知られている品種のひとつであり、サクラの開花予測などもソメイヨシノが基準とされているのです。

 

観賞用としての利用が主ではありますが、一部地域では食用などに用いられることもあり、さくらんぼや塩漬けの材料にされることがあります。

 

明治以降から人気が高まっており、葉より先に咲くようになっているので、全体的に緑がかってしまうなどの見た目が悪くなってしまうことはありません。

 

他の品種よりも圧倒的に目にすることが多いため、花見の席で楽しめる品種と言えるでしょう。

 

ソメイヨシノの樹形は横に広がる仕組みになっている点も観賞用などに最適です。

 

縦に伸びるタイプの別の品種と比べて、花見の席で座っていても距離が近いです。

 

至近距離で楽しめるサクラとしてソメイヨシノは親しまれています。

 

このようにお花見の席で楽しめるサクラの品種は幅広く、定番のソメイヨシノから珍しい関山など様々です。

 

 

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