宮崎といえば、焼酎、地鶏、そしてチキン南蛮が有名で、宮崎県ではどこへ行っても食べられます。
特にチキン南蛮は家庭でも作って出されるほど「地元の味」としてなじんでおり、チキン南蛮に対してプライドさえ持っていると行っても過言ではありません。
子供の頃から食べて育っているからでしょう。
宮崎県人に「1番好きな食べ物は?」と質問すると「チキン南蛮」と答える人が多いほど愛されている食べ物です。
ではどこで食べるの?というと、どこでも食べれるのですが、口を揃えて「おぐらのチキン南蛮」を勧められることでしょう。
何と言ってもチキン南蛮発祥の地だからです。
ではチキン南蛮とおぐら本店の紹介をしていきましょう。
おぐら本店の歴史
おぐら本店の歴史は長く、1956年に甲斐義光氏がうどん店を経て創業したのが「おぐら」の原点です。
なんと63年もの歴史があるのです。
そもそも黒毛和牛ビーフステーキとビーフカレーがお店イチオシのメニューだったのですが、1965年に「チキン南蛮」が登場し、それ以来チキン南蛮が看板メニューとなりました。
甘酸っぱいタレを絡めた上にたっぷりのタルタルソースをかけるスタイルのチキン南蛮はこのようにして一躍有名となり、宮崎で根付いていきました。
おぐら本店はJR宮崎駅を降りて、西口から15分ほど歩くと今も変わらずに昔のままの状態であります。
少しわかりにくいところにありますが、地元の方に「おぐら本店は?」と聞くと誰でも知っているので教えてくれます。
赤い看板に「チキン南蛮」とかかれてあるのが目印です。
おぐら本店のチキン南蛮
おぐらのチキン南蛮はたっぷりの油で揚げられたとりの胸肉を甘酢のタレに絡め、その上にたっぷりのタルタルソースをこれでもかとかけ、ご飯と一緒に洋風スタイルで出されます。
タルタルソースはチキンに均等にぬっても十分な量かかっているので、余った分をごはんにものせて一緒に食べるのは地元流です。
タルタルソースの量に最初はびっくりするかもしれませんが、こってりしていそうな見た目ですが、実はなんともさっぱりしており、全て完食しても胃もたれはしない軽さです。
ほんのり酸っぱさと甘さが口の中で融合して、なんとも言えない美味しさです。
チキンも大変柔らかく何度でも食べたくなる一品です
チキン南蛮と同時に、ちゃんぽんもおぐら本店の名物です。
野菜が山盛りのったちゃんぽんはこれまた絶品ですが、どっちを食べるか悩んだら、なんと最近はチキン南蛮と半分の大きさのちゃんぽんがついたセットもあるのでそちらを食べることをお勧めします。
他にも、チキン南蛮とハンバーグがコンボになったセットもあります。
こちらもハンバーグかチキン南蛮か迷った際にはうってつけのメニューです。
居酒屋でもカフェでもフードコートでも食べれるチキン南蛮
チキン南蛮は本当に宮崎ではどこでも食べることができます。
居酒屋でもカフェでもフードコートやスーパーのお惣菜コーナーでも、はたまたうどん屋さんでも、本当にどこでもチキン南蛮は注文することができます。
宮崎ではまず最初に老舗の「おぐら本店」で食べて欲しいのですが、そのあとは食べ比べとして他のチキン南蛮も食べて欲しいものです。
食べる時間がなくて宮崎を離れないといけない時でも大丈夫です。
しっかり宮崎空港のレストランでもチキン南蛮が食べられます。
もしくはお土産売り場でチキン南蛮を購入できます。
まとめ
とにかく宮崎のアイコンとも言える「チキン南蛮」。
「ほっぺたが落ちるほど美味しい」とはまさにこのこと!と毎回思うほど美味しいのです。
日本どこでも「チキン南蛮」は存在しますが、味がとにかく全く違います。
本場宮崎にお越しの際には、チキン南蛮発祥の「おぐら本店」でぜひ食べてみてください。
自信を持ってオススメできる一品です。