京都市にある自衛隊桂駐屯地では、年3回、一般人が参加できるイベントがあります。
その内、一番人気の「桂さくら並木公開」のご紹介です。
イベント名だけ聞くと、桜並木を見て歩くイベントかと思いますが、実際は桜祭りです。
早い時間帯に行けば「My 桜」のごとく桜を独り占めできるスペースがあります。
自衛隊員による音楽ステージ
自衛隊桂駐屯地には軽音部があり、そのメンバーがギター等楽器演奏と共にボーカルの人が歌います。
毎年ボーカルは紅一点の女性自衛隊員です。
演奏曲がなかなか面白く、昭和の時代が全盛期だった曲ばかりですので、口ずさんでいるのは中高年ですが、なぜか子供達もノリノリで楽しんでいます。
演奏も歌も、失礼ながら上手とまではいきませんが、日々自衛隊の訓練で頑張っている方々が、束の間の休日に練習してみえると思うと、こちらも盛り上げたくなります。
そのせいか毎年大盛り上がり、大盛況で、自衛隊軽音部の皆さん声を枯らしています。
自衛隊員または一般のお店の屋台グルメ
イベントと言えば楽しみなのは屋台グルメです。
自衛隊のイベントでは、自衛隊員の方が開く屋台と、一般のお店が開く屋台があります。
自衛隊のお店の方が全体に安いですが、オシャレで凝っているのは一般のお店です。
自衛隊のお店ではフランクフルトや唐揚げ、ラーメン、牛丼等、一般的なメニューが多いですが、年によってカップライスやパフェといった一風変わった物も出ます。
カップライスはプラスチックカップに下からご飯、卵焼き、ウインナー、ほうれん草の和え物の順に入っており、お弁当を縦に詰めたイメージです。
彩りも良いし、野菜も入って屋台にしては栄養バランスも良く、ナイスアイデアです。
パフェはプラスチックにカステラ、プリン、ホイップクリームの順に詰めた物で、美味しかったです。
家でも簡単に出来そうですし、縦積みするとゴージャスに見えて、考えられた方が素晴らしいと思いました。
一般のお店のメニューは京都産の牛肉を使った焼肉バーガーや、焼肉丼、ボリュームたっぷりでコストパフォーマンス最高の広島焼など、多くのお店にこだわりが見えます。
京都の宇治茶を使った高級茶もなかなか人気でした。
朝取れたてのお米で炊いた艶々のおにぎりも美味しそうで人気がありました。
本場ドイツのようなハーブソーセージはバーナーで炙ってくれるので、アツアツの焼きたてを頂けます。
これら美味しい食べ物を桜の下で食べるので、美味しさが倍増します。
子供向けイベントと乳幼児向け施設
このイベントの良い所は、自衛隊員さんも施設も子供に優しい所です。
自衛隊員さんは元気で体力があるので、子供が喜びます。
その自衛隊員さんが子供向けにやってくださるイベントは、輪投げ、制服試着、バイク試乗、ヘリコプター見学等です。
「桂さくら並木公開」の1日目は大盛況でした。
過去最高の来場者数、写真は1日目の行事風景です。
明日も実施しますので、是非お越しください。
行事の感想等のコメントお待ちしています。 pic.twitter.com/zHjxZZI8MN— 陸上自衛隊 桂駐屯地 (@gsdf_katsura_pr) April 6, 2019
輪投げは失敗してもお菓子がもらえるので大人気です。
制服試着は女性隊員さんもみえるので、うまく子供をあやして子供用の制服を着せてくれます。
親は写真撮影に夢中です。
バイク試乗は、自衛隊の大きなバイクですので男の子は大喜びしていました。
ヘリコプターは整理券が必要なので全員は乗れませんが、ヘリコプター内に実際に入って見学できるのは貴重な機会ですので、大人も子供も大興奮です。
お手洗いは混みますが、オムツ替えコーナーや授乳室があるので、赤ちゃん連れでも安心です。
普段、あまりご縁のない自衛隊ですが、このような家族総出で楽しめるイベントをやってくれます。
来場者も赤ちゃんから高齢者までおり、普段広い場所で遊べない子供達は大はしゃぎです。
桜、食べ物、催し全てが素晴らしく、家族全員が青空と桜の下でノビノビ楽しめる場所やイベントはなかなか無く、広い敷地を所有している自衛隊ならではです。