今までにないタイプの恋愛ストーリーです。
ツッコミどころ満載で、毎回声が出るほど笑ってしまいました。
ただのコメディ恋愛ドラマにも思えますが、今の時代を反映している内容だと感じさせられました。
このドラマを観てLGBTに対する考え方が変わった方が多いのではないでしょうか。
「おっさんずラブ」はとことんポジティブ
同性愛についてのドラマは過去に「同窓会」というものを見たことがありましたが(相当昔です)、ネガティブな印象のドラマでした。
当時は同性愛者に対する理解が今ほどなかったので、同性愛=罪のような印象でしたが、時代は変わりました!
このドラマでは、あっさりみんなが「おっさん」どうしの恋愛を受け入れ、応援してくれます。
差別や偏見とは無縁のとことん明るい展開です。
LGBTに対するポジティブなとらえ方が気に入っています。
どんどんでてくる「おっさんずラブ」
まさかこんなに「おっさん」同士の恋愛があるなんて、とまさかの展開だらけです。
これが、男女の恋愛ストーリーなら茶番劇ですが、人物が「おっさん」に代わるだけでこんなにも新鮮で面白いものかと驚きます。
普通ならキュンキュンくるようなシーンでも「おっさん」同士だと、笑えます。
なかなか感情移入がしづらかったのですが、最終回のラストシーンはドキドキしました。
「おっさんずラブ」はピュアな愛
愛されようと努力するのは普通の恋愛と同じで、おっさんがとても頑張っています。
不安になったり嫉妬したり、思いはピュアそのものです。
特に部長(黒澤)の春田への思いは本当にピュアで、応援したくなります。
フラッシュモブでプロポーズするシーンは、ダサさを出しつつ 空回りしているところが可愛くも見えました。
一度はOKをもらったものの、春田の本当の気持ちに気付いていた黒澤が牧のところへ行くよう春田を後押しします。
その思いは、間違いなく本物の愛情です!男前でした!個人的には部長(黒澤)を応援していたので、残念でした。
春田の優柔不断さや、流されやすい性格がゆえの結果だけに、部長がいたたまれなかったです。
「おっさんずラブ」登場人物
基本的にみんなキャラはクセが強いですが、春田の先輩、瀬川のキャラが特に最高です。
登場時間こそ少ないものの、毎回爪痕をしっかり残します。
恋愛について語っても、その容姿からなぜか信用できない。
でも、勘がするどく、つっこみも上手で、名言だらけです。
こんな同僚が会社に一人いたら、オフィスがパツと明るい雰囲気になること間違いなしです。
「おっさんずラブ」最終回放送後
○○ロスっていうのはこういう気持ちなのか、と実感しました。
これは私だけでなく、多くの方が同じ気持ちになったようで、ネットではたくさんの方から惜しまれていました。
シーズン2も出ましたが、シーズン1での新鮮さはもう感じれなかったです。
「おっさんずラブ」まとめ
おっさんとの設定はありますが、春田や牧におっさん感はなく、普通にかっこいい男子でした。
全くモテなかった春田が急にモテ期に入るも、相手は男ばかり。
その事に戸惑い、なかなか受け入れれなかったものの、春田の気持ちが徐々に変化していき、おっさん達と恋愛していくストーリーはコミカルで、観る人の心をつかみます。
真剣に愛を伝えれば、相手の気持ちを変える事が出来るんですね。
恋愛ドラマによくある、嫉妬や三角関係のドロドロもこのドラマではコミカルに表現されていて重くない感じで観れます。
これまで同性愛について考えたことがありませんでしたが、このドラマを観ながら自然な恋愛として考えるようになっていきました。
たくさんの人を勇気づけてくれる心から笑える映画です。
一度観れば、この感動を誰かと共感したくなります。
田中圭さんをこのドラマで知ったのですが、屈託のない笑顔がステキで大ファンになりました。