ドラマって毎シーズン何か面白いのがないか必ずチェックします。最近仕事が忙しいので大変ですが、それでも結構観てる方かと思っています。
今季忘れずに観るのは2本、「姉ちゃんの恋人」と「この恋あたためますか」。どちらもクリスマスを前にしていい恋愛ドラマかと思いますが、推しは前者の方ですね。
他にもそれなりに観ますがこの2つが抜けて面白いのではないでしょうか。
キャスティング
どんなドラマでもまず気になるのは誰が出てるか?ですよね。
正直最近はキャスティングありきのドラマ作りが目立ちすぎるので、実際始まると案外期待外れのまま観なくなる作品も少なくありません。
ドラマには何パターンかあって、徐々に盛り上がって嵌っていくタイプもあれば、最初からインパクトで強引に押していくタイプもあります。
このドラマは無理な展開がないので比較的穏やかな進行で気づいたら次が気になって観ちゃうパターンと思います。主役の2人はさすがに上手ですね。
桃子役の有村架純ちゃんはこれまでと違ってしっかりした元気な女性を演じてますが、純朴でどこか古風な印象を受けます。
基本的に美人ですから何やっても許されますが、彼女は芝居も下手じゃないですね。
表情に感情を映し出すのが上手でつい同情しちゃいます。
お相手の吉岡真人役の林君もこの役には合ってると思いますね。
口下手だけど気を使う優しい性格、過去の過ちを悔いながら、でも真面目にやり直そうと一生懸命に生きようとしている不器用な男性。
脇を固める俳優陣も上手ですね。
和久井映見ちゃんもすっかりお母さん役をやる年齢になりましたか。夏子の酒なんて今の人は知らないでしょうが彼女主演の名作の一つ、最近では必殺シリーズでの存在感が光ります。
光石研さんもいいですね。
最近かなりいい役に恵まれてる印象ですが、実力があるからこそでしょうね。
藤木君も相変わらず素敵です。
なんと言っても小池栄子ちゃん。
個人的にかなり評価している女優さん、いやマルチタレント?ですかね。
もっと女優として光っていい才能があるように感じます。
出演作も年々増えていますし実際なんでもこなせる器用さがあります。
なにげに藤木君と栄子ちゃんの恋の行方も気になります。
昭和の純愛ドラマ的?
姉ちゃんの恋人を観てて、なんとなく昭和の時代の恋愛ドラマとだぶるのは私だけでしょうか。
ぎこちない恋の話、2人の関係もそうですが、弟和輝君とみゆき役奈緒ちゃんのカップルもまた不器用な恋。
どういうわけか観ていて東京ラブストーリーとか昔のドラマを思い出してしまいました。
全く違うのですが、なんか根底にあるものが近い気がしてそう感じてしまったんですね。
恋の表現の難しさ、そのプロセスがいい意味で古臭い感じ。
そうだよな、恋するってこんな感じだったよな。。。そんな懐かしさに似た記憶とでも言うんでしょうか。
桃子が言わなければ発展しない恋、そうか東京ラブストーリーの赤名リカもそんなキャラ、だからだぶるのかもしれません。
違うのはこのドラマの場合桃子も真人も周囲の人間が心強い味方であること。
応援したくなる2人の関係、まるで桃子の弟の1人にでもなったかのような気持ちで観ています。
もしくは息子の幸せを願う和久井映見ちゃん役目線か。
そして職場の同僚のような形の応援も。
2人の距離が近づいたきっかけはホームセンターのクリスマスツリーからでした。
これからクリスマスが近づくにつれどういう展開が待っているのか。
願うのはもちろんハッピーエンド、ではありますがそう簡単には行かないのもドラマです。
いろんな試練を乗り越えて、最後の最後は素敵なクリスマスドラマで終わって欲しいですね。