これまでプレイした中で、面白かったおすすめのゲームといえば、当時スクウェアから発売された「ロマンシング・サガ3」です。
ロールプレイングゲームの中でも、進め方の自由度が高いフリーシナリオがとてもやりこみ要素が高く人気が出たゲームです。
スーパーファミコンで発売されましたが、最近リメイクされコンシューマーゲーム機やスマートフォンなど、さまざまなデバイスで遊べるようになり懐かしさからか人気が出ています。
始まりの大筋のストーリーは同じなのですが、複数人の中から、自分の好きな主人公を選ぶことができます。
キャラクターによって、シナリオに変化がでたり、独自のサブイベントがあったりと、一度クリアしても何度もプレイしたくなるように作られています。
特に面白いのが、キャラクターを戦闘で成長させるところです。
ロマンシング・サガ3では、キャラクター独自のレベルという概念があまりありません。
普通のロールプレイングゲームであれば、バトルを重ねて経験値を積み、そのポイントにあわせてキャラクターのステータスが向上して強くなっていきます。
そして、ある一定のレベルになると新しい技や魔法を覚えたりして、バトルがしやすくなっていきます。
ところが、ロマンシング・サガ3では、バトルを繰り返すことでステータスの向上はするのですが、技は「閃き」というきっかけがなければ身に付きません。
バトルを繰り返しているうちに、キャラクター自身、あるいは複数のキャラクターが連携して強い技を編み出します。
キャラクターは様々な武器を装備することができるので、バトルについてもかなり自由度が高いです。
自分がメインでキャラクターに使用させたい武器や、パーティーに加えている仲間によって、技の覚え方やバトルの進め方も大きく変わっていきます。
味方全体を強く鍛える戦い方もできるし、特別に強いキャラを作って役割分担をさせるなど遊び方は無限大です。
そして、フリーシナリオなので、普通のロールプレイングゲームよりも、遥かに自由に仲間もパーティーへの加入のタイミングも自分で選ぶことができます。
強制的に仲間になってしまうキャラクターもいれば、自由自在に外すことができたり、チャンスを逃すと二度と仲間にできないキャラクターがいたりと、ストーリーを進める時に自分の選択で結果が変わる要素が多く面白いです。
何か重要なイベントの前後には、しっかりとセーブをして変化を楽しんだり、様々な遊び方ができます。
時々、ストーリーの大筋とは関係ないダンジョンに突入することができてキャラクターを成長させることができたり、逆に敵やボスが強すぎてすぐに全滅したり、大筋の途中で、まったく関係ないイベントで遠くにいくことになったりと、順調にレベルをあげて決められたとおりに順番を守らないと進まないストーリーよりも、難易度は高いかもしれません。
しかし、その難易度の高さが、ロールプレイングゲームが好きな方にとっては、クリアが難しくとても魅力的です。
サブイベントの中にはキャラクターによって、「マスコンバット」や「経営」などの戦略的要素の強いゲームもあります。
自分の陣営の兵を率いてバトルをしたり、国を守る為に政策をしたり、自社経営をして経済の駆け引きをしたり、いろいろな要素があって、飽きずに進めることができるので、時間がいくらあっても足りないゲームです。
最近の新しいゲームはグラフィックはきれいですが、やりこみ要素が薄いものもあるので、物足りないと感じていらっしゃる方にはぜひ一度プレイしていただきたいゲームです。
リメイク版では、一週目のプレイデータを引き継いで、強いまま二週目や三週目をプレイすることができるモードがあります。
やり込む度に新しい発見があるので、ぜひじっくりと時間を取って何度もプレイして欲しいゲームです。