「ロッキー」という映画をご存知でしょうか。
観たことがない人でもBGMやボクシングに関係している事、主役のシルベスタスタローンはご存じかと思います。
底辺からのスタート
主人公である「ロッキーバルボア」は無名のボクサーです。
才能はあるのに借金の取り立て屋として毎日を過ごしてます。
ボロアパートに住んでいますが、ボロボロのサンドバッグが部屋にある所がまだ完全にボクシングを諦めていないという所を印象付けます。
ヒロイン「エイドリアン」との出会い
ロッキーはペットショップで働いているエイドリアンに恋をします。
ロッキーは少々頭を使うのは苦手ですが、とても純粋な青年です。
一方エイドリアンは非常に無口で男性が苦手なのですが、二人のピュアなラブストーリーもこの映画の見所です。
アメリカンドリームな展開
物語の主軸となるのは現役のヘビー級世界チャンピオンである「アポロ・グリード」です。
彼は話題作りのために無名のボクサーと試合を行う事にします。
その相手に選ばれたのがロッキーなのですが、その理由が「イタリアの種馬」というユニークなネーミングセンスだったからというまさにアメリカンドリームな展開です。
ロッキーとミッキー
ロッキーはアポロと試合をするために名トレーナーであるミッキーと組むことになります。
ロッキーはアポロとの試合が決まった途端に自ら訪れたミッキーに激怒します。
なぜならミッキーはロッキーを見捨てていたからです。
ですがそれには理由があり、ロッキーにはボクサーとしての才能があるのに途中で挫折して、努力を怠っていたからです。
歴史に名を残す名勝負
最強の世界チャンピオン対無名のボクサーの試合は、世界中で話題となります。
アメリカではボクシングで賭けをする事が出来るのですがアポロ1倍に対しロッキーは50倍でした。
それはそうでしょう。
しかし、舐めてかかっていたアポロに対し、ロッキーは15Rフルラウンド相手を上回る試合を行うのでした。
試合後に流れるBGMと「エイドリアーン」と叫ぶシーンは涙が止まりません。
まとめ
ボクシングファンなら絶対に観たことがある映画だと思います。
しかし、女性ですとかシニアの方は詳しい内容は知らないかもしれません。
この映画はボクシング映画でもありヒューマンドラマでもあり、当時のアメリカの歴史背景も描かれています。
今では有名なスタローンですが、彼もこの作品と同じように無名の役者からスターへと成り上がったのです。
登場人物たちの人間描写や心理描写も秀逸ですので、是非多くの方にご覧になって頂きたい名作です。