今回ご紹介するのは、スマホゲームの「王国と文明」です。
ゲームジャンルは箱庭シミュレーションです。
後半になると対人バトル有りのリアルタイムストラテジー要素も入りますが、バトルを楽しめるようになるのはほぼ最終局面になってから。
ですので箱庭シミュレーション好きで、出来れば課金せずとも楽しめるゲームをお求めの方にお勧め出来るゲームです。
ではどういうゲームか詳しく説明していきますね。
ゲームの概要
・戦争要素は薄く、箱庭シミュレーションに集中出来る
王国と文明はリアルタイムスチラテジー要素もありますが、これは後半になってから戦争も出来るようになりますよという程度です。
今後のアップデート次第でどうなるかは不明ですが、2019年10月現在では戦争を一切しなくても最終ステージまでたどり着く事が出来ますのでご安心を。
自分から戦争を行わない限りは”中立国”として扱われ、他から攻められる事はないので内政に集中出来ます。
ですので一方的に攻められるということはありません。
内政が整い、余剰戦力が生まれるようになったら対人もありだな~という感じですね。
・ミッションクリア型の箱庭シミュレーション
内政ミッションをクリアしていく事で王国のレベルが上がっていくシステムです。
レベルが上がると建造出来る建物の種類や数が増えたりし、出来る事が増えていきます。
大体各レベルで3~5つぐらいのミッションがあり、それを全部クリアしたらレベルアップ。
ただ各ミッションをクリアしても褒章はもらえず、レベルアップ時に褒章をもらえるのでレベルが上がるまではツライ事もあります。
実際にプレイした感想
・軍事面は気楽
まずマイペースで戦争を出来るというのは楽ですね。
こういう戦略ストラテジーゲームって自分より強い敵から攻められて一方的に蹂躙される。
少しでもlv差があると戦略もクソもなく、ただ力で圧されるだけっていうのがよくありますから。
その点王国と文明は良いです。
他国から戦争を仕掛けられない”中立”がデフォなので、弱い時期は他国に手出しせずに引き篭っていれば安全なのですから。
自分から他国へ攻め入るのは軍事力が整ってからにすれば良い。
こういうマイペースなプレイを出来るのが王国と文明の魅力だと思います。
このように言うと気楽な内政ゲームかと思われがちですが、この内政パートがなかなか難しい。
・内政はまるでパズルのよう
王国と文明をプレイしていく上で必要となるのは人口です。
畑を作ったとしても、畑仕事をする人員が必要となります。
また畑で生産出来たものを保管するには穀倉が必要となるのですけど、穀倉を管理させるにも人員は必要。
また畑で生産出来たものを加工するにも人員は必要ですし、それを販売するにも人は必要。
当たり前ですけど、何をするにも人は必須なんですよね。
では人を増やすにはどうするか?住宅の建築です。
人を増やすには住宅(一般住宅と高級住宅の二種類がある)を建て、住宅のレベルを上げて収容人数を増やしていくしかありません。
この住宅レベルを上げるという作業が他の箱庭シミュレーションよりも厄介なんですよね。
というのも、住宅レベルを上げるには色々な物をその住宅住民に与えなければなりません。
初期なら水だけでいいものを、レベルが上がっていくと穀物、野菜、果物、生肉等、どんどん要求は増えていきます。
穀物を与えるには穀物店、野菜を与えるには野菜店等を建設すればいいんですが、こういった建物には有効範囲というものがあり、これがなかなかのクセモノなんです。
住宅を機能させるには、水場となる”井戸”の有効範囲内に建設させるのと道路に面するのが条件となっています。
井戸の有効範囲は4マスしかない為、井戸有効範囲内には出来るだけ多くの住宅を建てたい所です。
しかし後に建設出来るようになる穀物店や野菜店にも有効範囲がある為、各住宅をその有効範囲内におさめないといけません。
このように住宅レベルアップに必須な施設は王国レベルアップと共に増えていく為、現在ベストな配置でも次のレベルになると配置しなおしになったりします。
他にも治安を守る治安庁、火災を防ぐ消防局、建物の破壊を防ぐ修理所、病人を治療する診療所(基本4点セットともいう)も絡ませないといけないんですよね。
一般住宅だと基本4点セット+井戸+商業店7種+宗教施設+役所のすべてを有効範囲内に収めないと住宅レベルを最大まで上げられません。
高級住宅だとその倍近くの施設が必要になるんですよね。
せめて各施設の有効範囲が広ければ楽なんですが、基本的に5マスぐらいしかありません。
しかも各施設にも基本4点セットの有効範囲内におさめないとなりませんし、王国レベルが上がる度に住宅街の作り直しは必須となる程。
中盤を過ぎる頃には楽にはなったんですけどね。
現時点ではなく将来的に建設しないといけない商店の配置まで計算して街づくりをするようになりましたし、多少余剰スペースを作っても大丈夫なぐらい人口が増えましたから。
こんな感じで、正直終盤までは軍を組織するなんて余裕はありませんでしたね。
民を練兵して兵士に育てるわけなので、兵士を一人増やす度に内政に回せる人は減ってしまうわけですし。
ただでさえキツキツで回してるのに、そんな余剰人口はありませんから。
こんな感じで内政にはかなり手間を掛けさせられました。
ただ苦労した分だけ、出来た時がすごく嬉しいとでもいいましょうか。
他プレイヤーはどんな街づくりをしたのかな?なんて興味がわいて他プレイヤーの街を見に行ったりなんてことも。
あと重要な事なんですけど、課金はしなくとも大丈夫です。
建物建造時間は基本的に5分もかかりません。
5分以上かかるのは高レベルの住宅や建築資材が沢山必要な大きい建物ぐらいです。
このゲーム最大の障壁となる”古代遺跡”の建造でさえ数日程度です。
実際ゲームのヘタな私でも無課金で内政パートALLクリア出来ましたから。
まとめ
一見戦争メインのリアルタイムストラテジーゲームですが、実は内政重視の箱庭シミュレーションゲームなんですよね王国と文明は。
無課金でのんびりとプレイ出来ますし、箱庭シミュレーション好きにはお勧めのゲームです。