「Clandestine」は、ハッカーとスパイに分かれて遊ぶオンライン協力ゲームです。
スパイ側のプレイヤーは、機密情報が隠された施設への潜入を試みますが、最近のゲームでは当たり前のミニマップなどの情報がありません。
潜入に必要な情報はスパイ側からボイスチャットなどで教えてもらう必要があります。
しかし、これがまた厄介です。
データ上は壁になっているところでも、実際にスパイ側の視点で見ると大きな窓があって敵から丸見え、などということがしょっちゅうあります。
また、スパイ側からは確認できない監視カメラに映りこむと敵に見つかってしまうため、事前に監視カメラの位置を教えてもらい、通る前にハックしてもらう必要があります。
ハッカー側はサポートに徹します。
この扉を開けた先に敵がいるのかどうかは、ハックした監視カメラを確認することである程度把握できるのですが、ハッカー側はドアロックの解除、地図上の目的地の確認など、やることが多いです。
ドアの開錠を行うためのサーバーにはセキュリティソフトが走っており、ハッカーはそれからも常に逃げ続けなければなりません。
スパイは現場でできることが割と少なく、正面から戦うと銃を持っていても負けることがあるほどです。
命がかかっているスパイ側は、当然ハッカーをせかします。
そのことによってどんどんハッカーはプレイミスをすることになります。
その温度差が絶妙で、仲の良い友達とプレイすると本当に面白いです。
ただ、このゲームの最大の欠点はグラフィックです。
この時代におおよそプレイステーションくらいのキャラクターグラフィックで構成されています。
スパイのキャラクターは若い女性なのですが、全く魅力は感じられません。感情移入もできないでしょう。
その代わりに、敵AIはなかなか優秀で、どこかに引っかかって詰まるということはありません。
このゲームはSteamで販売中なのですが、このYouTube全盛の世の中で、あまり世の中に認知されていません。
紹介ムービーや画像をみても面白さが伝わらず、残念ながらクソゲーだと思われても仕方がないと思います。
しかし、グラフィックのせいでこのゲームがプレイされていないのはあまりにもったいないと思います。
逆に言えば、割と低スペックなパソコンでも動かすことができるので、ゲーミングPCまでは持っていないという方でも遊ぶことができます。
YouTuberのかたのコラボ配信などにも大変おススメですので、ぜひやってみてください。
言語は英語ですが、ルールさえわかってしまえば出てくる文章はフレーバーテキストですので、安心して遊べます。