のだめカンタービレは、二ノ宮知子による日本の漫画作品で2006年にドラマ化されました。
それから2008年には、特別編として『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』が放送されています。
その翌年の2009年には、『のだめカンタービレ 最終楽章』二部作として映画化もされています。
この映画は、ドラマの続編としてが描かれているものです。
全体を通してクラシック音楽をテーマとしていますが、ラブコメの要素も強く、大人も子供も楽しめる作品となっています。
のだめと千秋の出会い
野田恵、通称のだめは音大に通う大学生でピアノを専攻している。
ある日、自宅マンションに帰ると同じ大学に通うエリート音大生の千秋真一が家のまえで酔って眠っていた。
のだめは千秋を家に連れ帰る。
千秋が目を覚ますと、ゴミ溜めのような部屋で美しいピアノソナタを引く女性、のだめを目にする。
千秋は異様な光景に驚いてその部屋を飛び出すと、そこは千秋の部屋のすぐ隣だった。
二人の急接近
それから二人は同じ音大の生徒であることを知る。
千秋は指揮者を目指していたが、ひょんなことからのだめと連弾を引くこととなり、彼女の才能に惹かれつつも自由奔放なその弾き方に度々怒鳴りつける。
のだめも千秋の才能に惚れ込み付きまとうようになる。それから、二人の距離は次第に近づいていく。
愉快な仲間たち
それからというもの、千秋はマエストロの計らいでオーケストラをやることになり、指揮者として前に立つ。
そのオーケストラはマエストロが集めた個性的なキャラクターたち。
みんなどこか惜しい性質を持っているが、音楽へのひたむきな想いのある情熱的な生徒たちだった。
千秋は、才能はありながらも、どこか音楽に対して冷めていて、ひたむきとは言い難い態度であった。
そんな千秋が、オーケストラの愉快な団員たちと触れ合い、一緒に音楽を奏でていくことで、音楽への素直な気持ちを取り戻したように見える。
純粋に音楽を楽しむことへの情熱は、確実に見ている者にも感動を与え得るのかもしれない。
初めは、個性が強すぎて、バラバラでチグハグなオーケストラであったが、次第にオーケストラのみんなは一致団結し、いきいきと音を奏でる立派なオーケストラとなっていく。
のだめも、楽譜通りに弾くことを覚え、少しづつ自分を成長させていくこととなる。
各キャラクターがさまざまな壁にぶち当たりながらも、それぞれが成長していくのであった。
まとめ
のだめカンタービレは、クラシック音楽をテーマとしており、出てくる音楽はクラシックです。
ですが、あまりクラシックに馴染みのない人でも「この曲どっかで聞いた事ある」と思えるような有名な曲が使われています。
コメディ要素もあり、テンポよく笑えるシーンも盛りだくさんなので飽きないです。
音楽の知識がなくても十分楽しめますし、音楽をやっている人ならなおさら楽しめるドラマかと思います。
個性豊かなたくさんのキャラクターが出てくるため、各々の悩みや苦悩や葛藤など、そういったところも見どころとなっています。
自分のやっている事に関しての悩みは、仕事や習い事、勉強など、日常の様々なことに当てはまることではないでしょうか。
その時の環境や状況も絡まり、複雑なこともトラブルも、自分の努力で道を切り開いていく主人公の姿は見ていて勇気がもらえるはずです。
これを機に、世界の有名な作曲家が手がけた素晴らしいクラシック音楽に触れてみるのもいいかもしれません。
のだめも相当ぶっ飛んだキャラクターではありますが、それに負けないキャラクターの濃さは圧巻です。
どれもみんな愛くるしさがあり、応援したくなるキャラクターばかりで面白いです。