お正月近くになると、各地でお餅つきイベントが開催されます。
自宅の近所でも毎年お餅つきが行われていて、地域の人たちが楽しみにしています。
お餅つきの様子
場所は千葉市稲毛区のあやめ台という団地です。
あやめ台は築49年と古いマンションで、昔から住んでいる方が多くいます。
マンションを購入した当時はまだまだ現役で働いている年代だったのでしょうが、今では年齢を重ねて70代、80代の方が多く住んでいます。
年配の方が多いとはいえ、幼稚園生、小学生、中学生といった子供やその親御さんもいて、若い世代の人たちも住んでいます。
あやめ台団地では、毎年お正月前の日曜日にお餅つきが開催されます。
臼と杵を使って、その場で蒸したもち米をつくのです。
お餅つきをするのは30代、40代くらいの男性であることが多いです。
やはり、女性よりも男性の方が力があるので、こういったときに活躍してくれます。
高齢者が多い団地ですが30代、40代の方も住んでいるので、力仕事はこういった人たちが行ってくれます。
気になるのが腰痛です。普段やり慣れないことなので、お餅つきをして腰に負担がかかり、腰痛になってしまわないか心配です。
実際、お餅つきをした後に腰をさすっている人をよく見かけます。
やはり、腰に負担がかかるのでしょう。しかし、やっている人は楽しそうです。
普段食べるお餅はスーパーで購入する方が多いことでしょう。
昔は自宅で臼と杵を使ってお餅つきをしたり、餅つき機を使って自宅で作っている家庭がありました。
しかし、現代はそのようなことをしている時間と余裕がなく、購入したお餅を食べることが多いです。
そのため、お餅つきがどういったものなのか知らない人もいると思います。
蒸したてのあつあつのもち米を臼に入れ、杵を使ってそれをつきます。
杵でつく合間につく人とは別の人がお餅をこねるようにします。
素人がお餅つきをするのですが、ときにテンポよく、ヨイショヨイショとお餅をついて迫力があります。
お餅をこねるようにする人の手を杵で叩いてしまわないか心配になりますが、そういったことは一度もありません。
二人の息がピッタリとあっていて、リズミカルで心地よいです。
できたお餅はその場で食べさせてもらえます。醤油、ごま、きなこが用意されていて、好きなものを選べます。
振る舞われるお餅は無料です。
無料といっても自治会費から費用が出ていると思うので、実際には団地に住む人たちが支払っていることになるのですが、お餅を食べるその場では支払う必要はありません。
お餅は一口サイズで食べやすいです。つきたてなのでもちもちと柔らかいです。
普段スーパーなどで購入した乾燥しているお餅とは食感が違います。
つきたてのお餅は本当に柔らかく、購入したものよりもみずみずしさを感じられます。
お餅は噛みきれなくて食べにくいという方もいると思いますが、つきたてのお餅なら食べやすいと思います。
お皿やタッパーを用意してお餅を持ち帰る人もいます。
しかし、その場で食べるのとは味が変わってしまいます。
つきたてでもちもちとしていたお餅も、わずか数時間するだけで固くなってしまいます。
やはり、お餅つきではその場で食べるのがおいしいです。
お正月前は気温が低く寒いのですが、お餅つきが行われる場所は何だか温かさを感じられます。
集まった人たちの温かな気持ちが、その場を温かくしてくれているのでしょう。
また、お餅を食べることでも体温が上がるのだと思います。
まとめ
団地で行われるイベントですが、誰でも参加することができます。
おいしく楽しいイベントです。
お餅を食べて地域の人たちの温かさとお正月気分を味わってみてはどうでしょうか。