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『がっこうぐらし!』は萌えとホラーのギャップが堪らない作品

 

 

『がっこうぐらし!』は一見、美少女キャラクターが学校で生活を繰り広げる日常系アニメに見えるのですが、実は少女達はゾンビから身を守るために学校に立て籠もっているのです。

 

萌えとホラーのギャップが堪らない作品となっています。

 

『がっこうぐらし!』の魅力

 

 

本アニメの魅力は美少女キャラクターがゾンビという脅威に健気に立ち向かう点であると考えます。

 

ゾンビ物というと、仲間割れや仲間がゾンビになってしまうといったアクシデントを中心に物語が進んでいきます。

 

しかし、本アニメは苦境に立たされながらも生き残ったキャラクター同士で協力しながら楽しい日常を作り出していきます。

 

例えば、文化祭や遠足といった学校行事をゾンビが漂う地域で行います。

 

この点はこれまでのゾンビ物には見られなかった大きな特徴であると言えます。

 

そのため、怖いという印象を受けませんでした。

 

むしろ、生き残った女子高生達の日常をメインで楽しんでいました。

 

登場人物が個性豊か

 

 

『がっこうぐらし!』の良い点は登場人物が個性豊かである事です。

 

主人公のゆきは、とある出来事がきっかけで現実逃避をするようになってしまいます。

 

しかし、本来は明るい性格なのでメインキャラ内での癒し役感ストレス発散担当として活躍しています。

 

戦闘要員としてのくるみはボーイッシュですが、乙女チックな一面もある点が魅力的です。

 

更に家庭的で頭の良いりーさんやクールで知的、そして強い勇気を持ち合わせてみるみーくんというキャラクターがいます。

 

最後に、穏やかで優しい国語教師のめぐねえという登場人物がいます。

 

彼女は生き残った唯一の大人という立ち位置でした。

 

彼女は、自分がどんな姿になってもゆき達を守るという強い気持ちのある芯の強い女性として描写されています。

 

めぐねえの最期は、彼女の優しさと教師としてた責任が強く感じられたシーンなので涙無しには見られません。

 

見た目も性格もバラバラな個性豊かなキャラクター達が力を合わせて生き延びる姿が、とてもよく表現されています。

 

ゾンビと戦う事は出来なくても、精神面でのサポートをしたり料理や物資の確認をしたりといった明確な役割を各キャラクターが持っている点がとても良いです。

 

ゾンビとのバトル描写が優秀

 

 

学校での日常が多く描かれている作品ですが、きちんとゾンビともバトルしています。

 

例えばボールでゾンビの気を逸らしているうちにシャベルで仕留めたり、防犯ブザーで大きな音を出しながら生き残っている人物を助けたりといった戦略を駆使したバトルが繰り広げられます。

 

途中でピンチに陥るシーンもありますが、必ず仲間で協力しながらピンチを切り抜けていく点が大きな特徴です。

 

また武器が銃ではなく、シャベルを使っている点も魅力的なバトルシーンを際立たせていると考えられます。

 

シャベルに殺傷能力があるかどうかは疑問ですが、シャベルを槍のように使って戦うくるみの姿は格好良かったです。

 

『がっこうぐらし!』はホラー物にしては、珍しく生き残った人物の日常を丁寧に描いています。

 

よってどうやってゾンビを回避するかではなく、どうすれば今の状況を切り抜けられるかに重点を置きながら、ストーリーは進んでいきます。

 

ゾンビという脅威を感じつつも、普段通りに振る舞える強さを感じました。

 

また、登場人物の中で誰一人役に立たないお荷物キャラクターがいないのも良かったと思います。

 

また、抜け駆けして自分だけ生き残ろうとするキャラクターもいなかったので不快感なく見る事が出来ました。

 

加えてバトルシーンも迫力たっぷりに表現されているので、ゾンビ物の特徴であるスリルやドキドキも味わえる欲張りなアニメ作品です。

 

ゾンビ物が好きな人や、日常系アニメを好んで見る人に是非見てもらいたい作品です。

 

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