どて煮とカレーの融合B級グルメ【清水もつカレー】

地域おこしにも活用されるようになった『B級グルメ』は、土地独特な物でもありながら、庶民的な、元々存在する料理をアイディアで改造した品が多いです。

 

今回は名古屋のどて煮にカレーを加える合体レシピで誕生した、静岡県静岡市清水区の名物B級グルメ【清水もつカレー】を紹介します。

 

清水駅前の老舗『金の字』発祥の名物料理

 

清水もつカレーは、現在のJR清水駅前グルメ通りに、戦後間もないころから店を構える老舗居酒屋『金の字本店』の初代店主が、名古屋のどて煮に着想を受け開発した居酒屋グルメです。

 

現在はグルメ通りの各店舗を中心に、静岡県内の各地でも味わえる、名物料理となりました。

 

しっかり下処理をして臭みを抜いたモツを、様々な野菜を煮込んだ出汁から作るカレーに入れてじっくり煮込む至極の逸品。

 

金の字本店の初代のスタイルは、串に刺したモツ串を煮込み、味付けも味噌を加えた、まさにどて煮のカレーアレンジとなっています。

 

各店で独特の進化を遂げる清水もつカレー

 

金の字本店のメニューを真似て提供している各店は、串刺しにせずそのままカレーに入れて煮込む・具材スタイルや、焼いたモツにカレーをかけるスタイルなど、様々な独自の進化を遂げています。

 

使用するモツも、豚であったり牛であったり、ベースとなるカレーもそれぞれ違うので、各店のもつカレーは全て別モノと言えます。グルメ通りの居酒屋を巡りながら、もつカレーのはしごをするのもおすすめです。

 

地域おこしのブランドになった清水もつカレー

 

グランプリが行われ、全国でB級グルメブームが起こり始めた頃、清水もつカレーもご当地B級グルメの一つとして紹介・売り出され始めました。

 

有名なツナ缶・シーチキンを製造するはごろもフーズ協力の元、もつカレーの缶詰も開発され、現在でも静岡県の人気土産になっています。

 

清水もつカレーTシャツ、紹介ソング、もつカレーMAPなど、清水もつカレーを主軸に置いた地域創生の活動も活発になり、知名度も広がっていきました。

 

今では富士宮焼きそばや静岡おでんに次ぐ、B級グルメ好きには定番の静岡グルメとしての地位に落ち着き、清水もつカレーを目当てに旅行に来る方も少なくはありません。

 

居酒屋以外でもいただけます

 

居酒屋グルメとして始まった清水もつカレーですが、紹介した缶詰以外でも、最近はお昼から食べられるお店が増えています。

 

駅周辺のビジネスホテルでは、朝食バイキングなどに定番メニューとして並んでいたり、清水区のCoCo壱番屋限定で、清水もつカレーライスが提供されていたりと、世代を問わず定番のグルメとなりました。

 

まとめ

 

人気の居酒屋グルメがアレンジされ、扱う店によって常に進化を続ける清水もつカレー。

 

串焼き1本から試せるので、気軽に挑戦していただきたい、清水自慢の名物料理です。

 

合言葉は「もつかれさまです」是非、静岡の夜に清水もつカレーをお試しください。