充電の必要なし!スマートウオッチ「Eco-Drive Riiiver」

シチズンが開発したEco-Drive Riiiverは、2019年の10月下旬から販売が開始される予定です。

 

日本を代表するメーカーが開発したことや、後発といった点が注目を集め、どのような違いを見せるのか関心が寄せられています。

 

このEco-Drive Riiiverの目玉の1つは充電不要なことで、ケーブルを繋ぐ煩わしさから解放される点にあります。

 

充電が必要ないのは光発電技術を採用したエコ・ドライブに対応しているのが理由で、光さえあれば屋外でも屋内でも動作し続けます。

 

高効率な発電技術ですから、積極的に太陽光に当てる必要はなく、日常的に意識せずに充電状態を保つことが可能です。

 

商品名の一部にもなっているほどの機能なので、シチズンが自慢するほどの完成度に期待できます。

 

 

これまでのスマートウオッチのイメージを覆しますから、新しい流れを生み出す可能性があります。

 

 

エコ・ドライブと名付けられたそのテクノロジーは、太陽光や室内のわずかな光を電気に換えて時計を動かし、余った電気を二次電池に蓄える、シチズン独自の技術です。

 

一度フル充電すれば、光のないところでも長時間動き続け、定期的な電池交換をする必要がありません。

 

ボディは水や錆に強いステンレススチール、サファイアガラスの表面は無反射のコーティングです。

 

視認性が良好な上に光の透過性に優れていますから、見やすく発電効率も良いというわけです。

 

防水性は10気圧なので、日常的な用途において水の存在を気にせずに済みます。

 

充電を不要にするほどの光発電は、シチズンがスマートウオッチに変革をもたらす大きなインパクトです。

 

IoT機器に電力は欠かせませんし、多くの製品はコンセントか充電がなければ動作し続けられないです。

 

バッテリーを交換式にしても、結局はユーザーに手間が掛かりますから、シチズンはこの方式を検討しても結局は見送ったでしょう。

 

室内の照明は、LED化の促進や普及もあってか、屋外と比べて光のエネルギーが非常に限られます。

 

それでも、少しずつ発電してバッテリー残量を回復させる光発電は、改めて驚きを与える技術です。

 

基礎的な技術が目新しくないとしても、僅かな光さえあれば充電できる技術は凄いものです。

 

無駄を洗い出し徹底的にブラッシュアップしたからこそ、光発電で動き続けるスマートウオッチの設計、開発にたどり着いたといえます。

 

バッテリーの残量を気にしたり、日課のようにケーブルを接続する手間がなくなるので、一般的な腕時計と同様の感覚で使えます。

 

それなのに、スマートフォンと連動したりIoT機器と繋がる可能性を持ち合わせていますから、スマートウオッチの枠を超えた進化を思わせます。

 

 

シチズン自慢のこの製品は、機能を拡張して使い道を無限に増やせることです。

 

従来の製品は機能が限定的で、新しい機能を追加するのは困難でした。

 

ところが、プログラミングに対応する柔軟性をもたせることで、専用アプリの開発が可能になっています。

 

シチズンはこれをピースと呼び、組み合わせることで新たな可能性を広げます。

 

組み合わせは特定のピースをトリガーとして、音楽の再生や温度表示を実現します。

 

最初に提供されるピース数は限られますが、開発環境はオープンに公開されるので、企業や個人が参入してピースを増やすことに期待が掛かります。

 

ピースの組み合わせ自体は、特別なプログラミングの知識がなくても、簡単にカスタマイズできるので安心です。

 

本体には加速度や光センサー、温度センサーなどが組み込まれているので、歩数の記録と消費カロリーの算出などはお手の物です。

 

自動的に記録して何時でも表示できますから、自然と日常的に身につけたくなったり、ついつい手に取って見たくなるでしょう。

 

そういう狙いもシチズンならではですし、良く考えて設計されていることが分かります。

 

オープンなプラットフォームの開発自体も、メーカーが力を入れていますから、国内外の時計メーカーから注目が集まります。

 

オランダのフィリップスとは、既にIoTライトのHueと連動するデモンストレーションで連携をアピールしています。

 

今後シチズンに賛同するメーカーが増え、Riiiverの専用アプリ開発や対応IoT製品の増加が起これば、息の長いプラットフォームに成長するでしょう。

 

 

光発電で人々の心を掴み、機能が増える拡張性で魅力を感じさせる、このような戦略は実に見事です。

 

デザイン的に洗練されていますし、まさにスマートで余計な装飾を配した、実用性重視の見た目をしています。

 

薄くて見た目は普通の腕時計なのに、各種のセンサーが採用されていますから、機能拡張の可能性がユーザーを期待させます。

 

先発製品の欠点を解消しつつ、次世代のスマートウオッチに昇華しているので、ようやく誰にとっても実用的になったと思われます。

 

後はスタートダッシュに躓かずアプリの充実を図ることができれば、少しずつ普及していくものと考えられます。

 

 

バッテリーを気にしなくても良かったり、シンプルな機能を組み合わせて使えるだけでも十分なアピールポイントなので、発売後にどういった可能性を見せるのか要注目です。