冴えない青年がヤクザの親友と再会したことで巻き起こる激動の展開が面白い「僕はどこから」

 

 

ドラマ化もされた漫画で「僕はどこから」というものがあるのですが、これが非常に面白かったと思います。

 

主人公の特殊能力が斬新で、それによって物語が非常に劇的な状況になっていくという点が特に魅力だと思うのです。

 

全4巻ではあるものの、非常に内容が濃いという印象になりやすい作品でした。

 

冴えない青年が持っている特殊能力

 

 

主人公はさえない雰囲気を醸し出している青年で、普段は認知症を患っている母親の世話をしています。友だちなどは多くなさそうな状況に見えるのですが、この主人公にはヤクザをやっている親友がいるのです。
そして、その親友は主人公が持っているある特殊な能力を知っているのです。

 

その能力とは、他人が書いた文章を自分で書き写すことによって、その人が考えていることが理解できるというものになります。

 

このとんでもない能力を持っているという部分が主人公の特徴になりますが、このヤクザの親友はその部分に目をつけ、主人公と再会したときにある仕事の依頼を持ち掛けるところが物語のスタートになるのです。

 

主人公が巻き込まれる替え玉受験の計画

 

 

主人公が持っているこの能力に目をつけたヤクザの親友は、ある仕事の話を持ってくるのですが、それが大学の替え玉受験なのです。小論文だけを主人公に書かせるというものであり、事前に練りに練った作戦はとりあえず上手くいき、替え玉作戦は成功で終わるはずでした。

 

しかし、ここである事件が発生し、これ以降主人公と親友のヤクザは非常に過酷な運命をたどることになるのです。

 

それは替え玉を依頼した母親の息子が、母親を殺害したという事件なのです。かなりの急展開で、私が実際に読んでいるときにはかなり衝撃的な印象を覚えました。

 

替え玉受験自体はバレなかったものの、この殺人事件の容疑者として主人公は逮捕されてしまうのです。犯人である息子は建前では大学受験の会場にいるということになっていますが、実際は替え玉なので、そこにはいないわけです。

 

ただ、替え玉をしていたということを言うわけにはいかず、その状況で主人公がどうやって無実を晴らすのか?という点が注目でした。

 

お互いの絆が発揮されるシーンが印象的

 

主人公とその親友のヤクザはともに警察の取り調べを受けるのですが、ここで事件当日に何をしていたのか?について詳しく問われます。

 

そこで2人は事前に口裏を合わせたわけではないのに、当日の行動の証言が完全に一致しており、2人は一緒にいたという裏付けがとれた状況になってしまったのです。

 

つまり、替え玉受験のこともバレずに、殺人事件の容疑者として疑いが晴れたということでした。

 

このシーンは漫画で読んでいるときには、私はいろいろな意味で笑ってしまった部分です。2人は口裏を合わせたわけではなく、お互いに相手が恐らくこう答えるだろうということを推測したうえで回答したのです。
それが見事に一致したということで、とんでもない以心伝心の状況でした。まさに親友同士の絆が生んだファインプレーとも言うべきシーンだったと思うのです。

 

しかし、物語はこれでは終わらず、その後さらに激動な展開を見せることになり、そこからがむしろこの「僕はどこから」という漫画の真骨頂とも言えると思います。

 

まとめ

 

 

この「僕はどこから」という漫画次の展開、これからのストーリーがどのようになっていくのか?が読めない部分が面白いです。

 

ただ、全体を通じて主人公と親友のヤクザの絆のような部分が見られる点は常に存在しています。

 

冴えない雰囲気の青年がヤクザと親友であるという点がまずギャップとして面白いですが、この2人が歩む激動の人生のような部分を堪能することがしやすい作品だと思います。

 

巻数は多くないですけど、かなりボリュームの詰まった内容だと思うのです。

 

 

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