下町の古き良きが残る、文京つつじまつり

 

 

毎年4月初めから5月の初めにかけて行われる文京区のつつじ祭りは根津神社で行われ、毎年賑わいをみせています。つつじは4月中旬から下旬にかけてが見頃で、桜の時期が終わった後に楽しめるイベントです。最近では外国人観光客も増えてきているので、ますます活気のあるお祭りになっています。

 

根津神社のつつじ園は江戸時代から知られるつつじの名所で、このお祭り自体は昭和44年度から始まり、現在では100種類、3000株以上ものつつじが見られます。開花時期が違うため、早咲きから遅咲きへと花が移り変わり、長い間楽しめるので、イベント期間中に何度か間を開けて行ってみるのも楽しみ方の一つです。

 

 

つつじと一緒くたにいっても、豆つぶほどの小さい花のフジツツジ、風車のような花弁のハナグルマ、黒ツツジと呼ばれるカラフネ等珍しいものも見ることができるので、花の特徴を間近で見てみるのも面白みがあります。境内の中に段々の傾斜に植えられているつつじが彩りをみせると、神社の様相も普段とは違って、華やかに見えてそれも見所の一つです。5月の初め辺りになると、雨の日もありましたが、雨に濡れたつつじも見応えがあるので、写真が趣味な方はそれを狙って取りに来ている人も少なからずいるようです。

 

イベントの期間は神社の鳥居の辺りから露天が続き、甘味茶はもちろん、植木市、骨董市もあり、特に「酒まんじゅう」を求めて行く人も多いです。また、境内で太鼓などの楽器の演奏もあるので時間を合わせていって見るとよりお祭りを楽しめそうです。このイベントでは、5年に一度稚児行列も行われるようで、この行事を待ちどおしにする町内の人も多いようです。

 

イベントの期間中は無休で、入場料も200円と安いので気軽にお散歩感覚で足を延ばせる催しです。交通アクセスも千代田線根津駅、千駄木駅、南北線東大前駅からいずれも徒歩5分なので、便利です。

 

 

会場である根津神社は、東京十社に数えられるパワースポットでもあります。1900年前に創建されたという古社もつつじと一緒に見て回ることができます。都心で江戸時代の建造物の全てが欠けずに現存しているため、国の重要文化財にも指定されています。境内には縁結びで有名な乙女稲荷神社や、日本らしい和の景観の千本鳥居があり、赤い鳥居が立ち並ぶ様は絶好の撮影スポットでもあります。つつじの咲き乱れる様子や、神社の境内にも撮影スポットがあるので、このお祭りにはカメラは忘れず、持って行くことをおすすめします。

 

 

つつじ祭りに合わせて、根津・千駄木地区では地域の催しも行われます。藍染大通り、宮永仲通り、根津銀座通り、よみせ通り延命地蔵尊などでは、かっぽれまつりという地元を中心としたやお祭りや、マルシェなど様々な催しが行われます。下町の人たちの活気を間近で感じることができるので、この機会に地域の人たちとたくさんコミュニケーションがとれるので、根津・千駄木の魅力を知ることができると思います。

 

不忍池も近く、10分ほどで歩いて行けますが、根津・千駄木・谷中の下町の雰囲気を味わいながら、谷中銀座まで足を伸ばしてみるのも楽しいです。鯛焼きで有名な根津の鯛焼きや、大学芋のお店も神社からすぐなので、この辺りの甘味を食べ歩きするのもつつじ祭りと一緒に味わいたいものです。谷中銀座はこの時期に限らず、どの季節でも下町の小さなお店たちは賑わいをみせています。特に谷中の手工業製品には昔からのお店と、新しい若者が運んできたお店が混じり合い、一軒一軒見て回るのも時間を忘れて楽しめるでしょう。

 

文京区のお祭りには、音羽の桜まつり、白山のあじさいまつりと、冬があけて、春の花の季節の催し物が多くなるので、花や植物が好きな方は併せて是非チェックしてみるのもいいと思います。