「親愛なる僕へ殺意をこめて」は二重人格の主人公が父親の無実を証明しようと奮闘する

 

 

私が読んで面白いと感じた漫画は「親愛なる僕へ殺意をこめて」です。

 

これは主人公が二重人格という設定であり、それがもとでいろいろな事件に巻き込まれていくというストーリーになっています。

 

そして、主人公は生まれた時点で十字架を背負って生きているような人物であり、そこも物語に大いにかかわってきます。

 

猟奇的殺人犯の息子である主人公

 

 

この「親愛なる僕へ殺意をこめて」の主人公の父親はかつて日本で起きた猟奇的殺人犯とされています。

 

したがって、彼は生まれた時点でそういった十字架を背負って生きている状態でした。

 

殺人犯の息子と周囲から揶揄されて、非常に惨めな人生を送ってきたのです。

 

ただ、主人公が大学生になった今でも、自分の父親は無罪なのではないか?と考え、その無実を晴らそうと奮闘するのです。

 

ただ、そこで1つの問題が発生し、それが自分が二重人格であるということに気付くという部分です。

 

この設定こそが、この作品を面白くしているポイントになると思うのです。

 

もう1人の自分が何をしているのか?分からない恐怖

 

 

主人公は自分の記憶が一定期間消えていることに気付き、それがきっかけで二重人格に陥っていることを知ります。

 

それは定期的に起き、記憶が消えている間にもう1人の自分が何をしているのか?は自分自身では全く分かりません。

 

したがって、主人公には彼女がいるのですが、その彼女と付き合った記憶もないのです。

 

当初は非常に可愛い彼女が知らない間にできていたことに歓喜するものの、徐々にもう1人の自分の恐ろしさに気付き始めます。

 

もう1人の自分が何をしているのか?は自分では分からないため、周囲の人間などの聞き込みで明らかにするしかありません。

 

そういったことをしているうちに、かつて自分の父親が起こしたとされている猟奇的殺人事件と同様の事件が再び発生します。

 

手口、殺し方がかなり似ており、かつての猟奇的殺人犯の息子である自分も警察から疑われることになります。

 

また、主人公はもう1人の自分の記憶がないということで、もしかしたらもう1人の自分が起こしたのではないか?とも考え始めます。

 

もう1人の自分は何者なのか?分からないという恐怖心が非常に伝わってくる部分が面白いです。

 

もう1人の自分がどんな人間なのか?早く知りたいという気持ちにさせてくれると思います。

 

ただ、漫画では当初描かれていた方の人格ではない、もう1つの人格の視点から描かれるような場面があり、読者にも主人公の別人格の本性が徐々に伝わってくるようになっています。

 

次々と明らかになる登場人物の裏の顔

 

 

主人公は二重人格ということで、非常に分かりやすい裏の顔があるのですが、それは主人公以外の登場人物も同様です。

 

例えば、主人公と付き合った彼女に関しても、徐々にその本性が明らかになってきて、人にはなかなか言えない過去の話なども見えてきます。

 

ただの優しい彼女に見えていたものが、意外と残忍な面などを持ち合わせているということに気付き、読んでいて衝撃的でした。

 

それ以外の登場人物に関しても、見た目では分かりづらいような裏の顔、過去を持っており、それがどんどん明らかになっていく点も面白いです。

 

メインのストーリーとしては、主人公のもう1人の自分が何者なのか?を掴むこと、そして猟奇的殺人犯とされた父親の無実を晴らすこととなっています。

 

しかし、登場人物の本性などを含めて、それ以外でも楽しめる要素が豊富に存在している漫画だと思います。

 

まとめ

 

 

この「親愛なる僕へ殺意をこめて」という作品は、謎が多い状況から、その謎がどんどん解けていくというミステリーのような要素もありますし、ホラーやサスペンスのような要素もあります。

 

最終的には父親の無罪を晴らすこと、真犯人を突き止めることが主人公の目的ですけど、そのストーリーの中で次々と登場人物にかかわる謎も解明されていき、本当に読んでいて面白いです。